トップページ > 会社概要 > 大久保歯車工業の歴史 > 1990年代

超低床バス用アクスルの開発。

優しさや環境といった言葉がキーワードになりつつあった時代に超低床バスが開発されるが、この開発のポイントは“アクスル”にあった。床を通常よりも下げるため、タイヤの中心に対してアクスル中央部のセンターを下にオフセットしなければならない。高度な技術が必要である。当社はディーゼル4社の部品共通部会を受けてこの特殊なアクスルを開発した。これまで一般の市民が利用するものに当社の製品が活かされるケースは少なかった。それだけに当社にとっては意義深く、社会に貢献しているという確かな実感を持てる製品となった。

多彩な製品ラインナップでグローバルに展開。

歯車に加え、カム製品、アクスル、減速機、そしてトランスミッション……等々、大久保歯車工業の製品ラインナップは順調に増え続け、その高い技術力とともに、広く産業界に認められていく。また、キャタピラー社の認定工場に指定されたのをはじめ、世界各国のメーカーからの評価も高く、当社の製品は海を超え、国境を超え、グローバルに活用される信頼のブランドとしての位置づけへ。“高品質・短納期・小ロット”を合言葉に、特殊な領域での頂点をめざす“ニッチ・トップ・メーカー”へのステップを着実に登りつめていく。

次のページへ

Copyright(c) OKUBO GEAR Co., Ltd. All Rights Reserved. Since 1997